2012年12月19日水曜日

発見 タイリクスズキ



 小型定置網に入っていたものです。見た感じどこか違うなと思いましたが、第一背鰭、第二背鰭を広げてみて確信が持てました。普通のスズキと同じ値段でセリ落とされて行きましたが、誰の下へ行くのやら、私はまだ食べてみた事がありませんが、食べた人はいませんか?
今年は時化が多いですね。そして此方ではとても潮流が早く定置網もなかなか起す事が出来ない日があります。当然底引きも出る事が出来ません。又魚も変ですね。最近多くはないですが、ヤガラが毎日のように獲れています。

2012年10月31日水曜日

クロホシマンジュウダイ

 本日獲れました。最初は何!!!全く分からなく、一緒に獲れたコショウダイとイシガキダイの混雑種かと思いましたが、早速メールで(おさかな普及センター資料館館長・おさかなマイスターコース:魚介類知識外の講師)坂本一男先生に問い合わせました。
 同時に、魚類大図鑑で調べていてもしやこれかと行きつき、先生とやり取りしようと思い、メールを開けたら、同じ名前で回答が、インド、太平洋など暖かい所の魚です。
 全長は26.7㎝体高15.3㎝体重700gでした。

2012年8月24日金曜日

オオバウチワエビ

図鑑などではよく見るエビですが、内海ではあまり見かけないように思います。今日はまだ生きていたので、表と裏を写真に収めました。体長は15㎝で尻尾が体の下に隠れると12㎝です。寺家漁港の沖合で刺網で獲れました。三枚目の写真にある大きなヒトデと一緒でした。




今、蛸島漁港では9月からの底引きの出漁に向けて、皆が準備中です。
今年は表面水温が高く、そして大型クラゲの話もあり、大変です。
そんな中、今年10年ぶりに新造船が出来て、期待もしています。

2012年6月5日火曜日

珠洲市保育所の漁港見学

 朝8時市のマイクロバスで、今年の第一回目の漁港見学が始まりました。昨年の漁港見学で伝える事が出来なかった魚の名前を、一匹づつ特徴を教えながら説明しました。トビウオを見ているところです。
 子供たち全員に、ブリを持たせ記念撮影が終わった後に、アナゴを見せてあげました。お名前が分かる人と投げかけると、全員がウナギと答えました。
魚には、卵ではなく、赤ちゃんで生まれる魚がいます。その魚(タナゴ)を見せると、一人が取りだすと また、全員が私にも私にもと集まってきます。今日は48匹の赤ちゃんがいて、皆が体験する事が出来ました。
本日のメーンイベントのサザエの壺焼きを全員で、取りだして食べるのに配っている先生達、この後サザエの何処に楊枝を指せばいいのか、サザエの足や、目、又オスとメスの見分け方を勉強しました。美味しかったと言ってくれる子供たちの笑顔が素敵でした。今日は2つの保育所でしたが、この後8つの保育所が、漁港見学に来てくれます。

2012年5月17日木曜日

蛸島漁港でも夏マグロ

いよいよ忙しくなってきました。
今年も夏マグロが各地で揚がったようです。すずの海でも13日8本のマグロが獲れました。90㎏から38㎏のものでした。
5月16日早朝から、スルメイカの荷揚げが始まり、荷捌き場で魚箱が並んでいます。船名ごと、又サイズごとに並べられています。

この日は蛸島漁港で、24隻の漁船の入港があり、約3,000ヶ、又狼煙漁港では20隻1,500ヶの水揚となり、今季最高の水揚となりました。今後の漁獲に期待したいところですが、その日によってかなりむらがあるようです。

甘エビと一緒に混獲されるエビです。かき揚げや天麩羅等にするととても美味しいのですが、石川県では、市場には出回らず、人気は今一で値段も当然ながら安いです。甘エビなどのように刺身ではなかなか食べませんが、とても美味しいので、見かけたら一度チャレンジしてください。名前はハサミモエビと言います。 
 これは15日定置網に獲れた大きな大きなハモです。全長は2m、体高は18㎝、体重は18.2㎏、以前にも取れた事がありますが、船の中で暴れて危険なため、すぐに〆られてしまうので、生かしておく事は難しいようですが、今回は動いていたので、能登島の水族館にと思い、乗組員に確認したら、やはり頭を叩いているとの事で、連絡はあきらめました。こんな大きなものが水族館にいると、見ものだと思うのですが?????
 昨日(16日)朝の港の中です。私が確認したのでは、今年初めての赤潮かと思います。表面水温が一気に上昇したのでしょうか?

2012年4月10日火曜日

ムシフグ、クロメジナ


今日の蛸島漁港で水揚げされ魚を見ていて、久しぶりにクロメジナを発見、メジナはよく見ますがクロメジナは見る機会が少なく型も良かったので写真を取りました。遅れてきた魚箱の中にフグだけのものが一箱、私の好きなヒガンフグとコモンフグ、マフグの中に見慣れないものが一匹混ざっていました。とりあえず写真を撮って後で調べようと思っていました。セリが終わって調べてみると、東北から九州にかけた日本海と太平洋側では相模湾周辺に分布するが生息数が少ないとある。とても珍しい種類なので、新鮮なムシフグの写真は研究上極めて重要とか???山陰地方とか佐渡では結構取れているらしい。分布域や生態など不明な点が多く、研究が進んでいないフグであるとも!

2012年3月27日火曜日

珠洲でニシン

珠洲市鵜飼沖(見附島・軍艦島の方が分かりいいかも)の刺網で獲れました。体長は28㎝、体重は300g、メスでした。発見するのが遅く、メジナ等と一緒に秤にかけられ、競り落されました。今日は誰の口に入るやら?

2012年3月21日水曜日

深海魚サガミソコダラ?

3月16日甘エビ漁で、混獲されました。深海魚に関すればあまり分からず、サガミソコダラかなと思っています。違う○○○だよと、また正解と言われる方教えて頂けませんか?ちなみに以前シャチブリを掲載した事がありますが、同じ船が捕獲しました。この場所には、まだまだなじみの薄い魚が、一杯いるかもしれません。注意深く見守っていきたいと思います。尚現物は凍結保残しております。

2012年2月28日火曜日

超高級ホシガレイ


24.2.25タラ刺し網で、ヒラメと一緒に獲れました。体重は2.45㎏、全長は50㎝、肉厚でおまけに子持
活魚で持ってきましたが、悲しいかな知らない人ばかり。築地では時と場合によりますが、今が旬のこの時期だと、㎏あたり10,000円以上の時もあり、又なかなか手に入らないもの。皆さんに知ってもらいたくて水槽に生かしておきましたが、私が買い取って食べればよかったと思っております。クエが揚がったら仲間で食べようと言っていましたが、ホシガレイはその時話題になかったもの、今度からは仲間に相談しないで、先に買い取ってから会場のセッティングをしようと思います。

2012年2月6日月曜日

キタザコエビと?



本日底引網で獲れたエビ達です。いずれもメギスの中に混ざっていたものですが、水深は約200mです。キタザコエビはたまに獲れます。今回始めて載せました。コリコリして甘みも強くとても美味しいエビです。クロザコエビですが何故かこの海域の物によくエビジャコヤドリムシがついています。
丸いボール状の物を切開すると虫が出てきます。そして今回?のエビですが頭から尻尾の先までが7~9㎝あります。このエビの名前をどなたか教えてください。私が持っている資料では見当たりません。よろしくお願いいたします。

2012年2月1日水曜日

ニジカジカ、ネズミザメ、アサバガレイ



ニジカジカとアサバガレイは、タラの刺網で獲れ、ネズミザメについては、定置網で獲れました。この季節になると顔を見る事があります。アサバガレイについては、刺網が出れば毎日のように見る事が出来ますが、あまりなじみが無く、県内で見られる一般的なカレイと違って値段が安く、人気がありません。ニジカジカについても同じく、浜では捨てられているようですが、みそ汁にすると美味いらしいので、今度挑戦します。今とても風が強くなってきて、少し融けてきた雪が、今晩又大雪になりそうなので、怖いですね。

2012年1月31日火曜日

テングダイ

試食した後報告しますで、思い出しました。26日定置網で2匹獲れました。アヤボラと同じくこの辺ではあまり食べられた事はないと思います。全長が35㎝、体重が1Kgと大きかったのと、鮮度が良かったので、家に持ち帰りました。ウロコが硬く皮も暑かったので、すき引きも簡単に出来ました。身はとてもきれいで、透きとおっていて、食感も良く旨味もあり、とても美味しく頂きました。多分まだ皆様は食べた事が無いと思います。その分値段も安く(ただ?)買えると思いますので、挑戦してみてください。ただし、浜では捨てられているかもしれませんので、知り合いに獲れたら、氷で絞めて持ってくるように頼んでみて下さい。

アヤボラ

先日タラの刺網で、混ざっていたものを見つけました。これは以前から底引網でよく見かけていましたが、全体に毛が生えていて気持ちが悪く、皆捨てていて、だれも見向きもしませんでしたが、久しぶりに見てちょっと調べてみようと思い、いろいろとみているうちに、食べられる事が分かりました。ただしエゾボラ等にもあったように、唾液腺に毒があり、唾液腺などを処理して、泥などを洗い流して刺身で食べるようです。ワタも美味しく頂けるようで、底引きの方に今度捨てないで持ってくるようにお願いしてあります。試食したらまた報告したいと思っております。