2011年12月20日火曜日

ヌタウナギ

是がヌタウナギです。一般には出回らないのでお初の人も多いと思います。
皮をむいて軽く干して、焼いて食べるのが普通ですが、最近は炒めたり、唐揚げにされる方も、日本ではあまり食べていないようですが、私の所は漁師の人が以前から食べていて、少しづつ広まっているようです。スーパーの担当者に聞いても、いつの間にかなくなっているとの事でした。
皮をむくのが難しく大変です。そして皮を剝いてもいつまでも動いていて、気持ち悪がる人が大半ですが、一度食べたら病みつきになります。
皮をむいた写真もありますが、これを見ても分からないと思いますので、今回は載せませんでした。

2011年12月15日木曜日

アブラツノザメ

この季節になると、タラの刺し網でよく見かけます。東北以北でしか獲れないと言われる事がありますが、この漁が始まると良く獲れます。
比較的高く取引されていますが、能登の方では味噌田楽で食べるのが主流で、たまに酢味噌で食されているようです。
青森県の方では、このサメを釣りで獲っているのをテレビで見ました。頭を茹でて皮を取り、軟骨と共に酢味噌で食べられているようですが、今度挑戦してみようと思っています。
外に今日はサメガレイが一匹取れていました。これは試食済みで美味しく頂きました。ただ初めは分からずに素手で皮をむいたので、後で手がやすりをかけられたようになり、大変でした。次の機会にお顔を紹介したいと思います。

2011年12月2日金曜日

能登でメイチダイ

朝のセリ場を見ていたら、チョット変わった魚がいると思い写真に収めました。
太平洋側では当たり前かもしれません。メイチダイと思います。高級魚らしいですが、20㎝程の小型で、食べてみようと思いませんでした。
最近見た事が無いような魚が、ちょくちょく見られるので、紹介していきたいと思います。

2011年11月28日月曜日

シロカジキ

今朝、定置網で水揚げされた大物です。一般的にはシロカワと呼ばれています。
各定置で年間、2~3匹づつは獲れますが、大きくても200Kgまで、私は勿論、定置網関係者、漁協に出入りしている人に聞いても、こんな大きなものは見た事が無いとの事です。
角は切り落としてありましたが、尾叉長は3.9m、体高は0.9m、体重は440Kg、角は先端が折れており、それも含めると4.5m以上の大きさです。
体が硬直していないので、台秤ではうまく計れず、車に乗せて車ごと測りました。
この日同じ定置網には、10Kg以上の大型のブリも獲れました。合計で230本。他の定置には20本。ばらつきはありますが、これを契機に沢山獲れる事を願っております。久しぶりの投稿となりましたが、変わった魚などがありましたら、載せたいと思っております。














2011年10月31日月曜日

タコすかし

10月29日、珠洲市日置地区の住民でつくるNPO法人「奥能登日置らい」の「里海体見モニターツアー」に参加しました。
市内外から集まった23人が珍漁法のタコすかしを通じて珠洲の自然と味覚を味わおうと言うものです。
仕掛けはインストラクターの方達とチームを作り皆さん手作りで、いざ出陣と言う時の一コマです。私は始まる前に少しだけタコの習性とオスとメスの見分け方、昔の疑似餌の作り方等説明し、午後2時30分から4時45分まで、その後蛸籠の漁法を説明し、3ヶを皆さんで実際に仕掛け、翌朝の楽しみと言う事で、5時から取った獲物のヌメリ取りから茹でて、タコ焼きをして楽しみました。(残念ながら私は、タコ焼きの所から時間が無くて、出席できませんでした。)

2011年10月14日金曜日

赤いか&アオリイカ

今年は何の影響か?近年になく赤イカの大漁です。(図鑑に出てくる赤いかとは違い、ケンサキイカの事を石川県ではアカイカと呼んでいるようです。九州北部や山陰では、比較的胴が短くシロイカ、ブドウイカなどと呼び、この時期だとこちらではやや細長いものが獲れるのですが、胴が短い小型の物が多くとれているようです。)
その代り、アオリイカが少なく、量がまとまらないので、大きいものから小さいものまでバラバラ、場所によっても今日は取れたり撮れなかったり、今までアカイカとアオリイカが一緒に撮れる事は希でしたが、今年は一緒に獲れています。









2011年9月21日水曜日

仲買人が発見しました。

9月14日の競りの開始時間少し前に、沢山のカマスの中から、違った物がいると教えてもらった物です。アカカマスと一緒に撮りましたが、あからさまに目が大きく見た感じが、何か変。いつものことですが、最近太平洋側で見られる魚が良くとれるようです。あくまでも図鑑で調べて確認しただけで、沢山獲れるのか、少ししか獲れないのか分かりません。オオメカマスと思います。
9月27日珠洲市内の小中学校で、おさかな給食がありますが、台風の影響で、ハタハタが獲れるか心配しています。多分大丈夫かなと思っておりますが、写真に収めて報告出来れば良いなと思っております。

2011年9月6日火曜日

カサゴの種類

もう9月になり1週間が過ぎようとしていますが、台風12号の影響で、1日解禁の底引網も1日の出漁だけで、漁を見合わせていましたが今日やっと2回目の出漁です。でも潮の流れが早く上手くないようで、早い時間で操業を諦めて入港している船がいます。蛸島漁港はハタハタが主体で解禁日は例年より、若干良かったと思います。この後10日から12日にかけ蛸島の秋祭りで地区の船は休みとなります。秋祭りが終わってからが本格的な漁となります。今後にご期待を!前回約束のカサゴを並べて撮りました。比べれば一目同然ですが、一種類づつ見ると是がなかなか難しいようです。

2011年8月10日水曜日

地曳網で、魚に混ざって


前回4日の続きで、のこりの4保育所が本日地曳網を行いました。今日は波が高く出来るかなと?心配していましたが、青年部を中心に底引網の船団長や有志の方の協力の下、無事行う事が出来ました。前回乗せる事が出来なかった、急ごしらえの魚のプールを作って魚を入れたら、中から次のような物体が現れました。ハタハタの卵の抜け殻かなと思いますが、何でしょうか?30㎝位で重さは1.5㎏あります。この後水産総合センターに相談しようかなと思っております。今年の保育所、小学校の行事はこれで終わりです。

2011年8月8日月曜日

キツネとタヌキ

珠洲の方では、一般にひっくるめて、ハチメと呼んでいますが以前はハチメとマンタと、区別して呼んでいた人もいました。皆さん区別がつきますか?2匹ならべて写真を撮りましたので、分かりやすいと思います。特徴は第2背鰭、臀鰭、尾鰭の後端が白い縁取りがあること、体に帯状の模様があること。一匹だけ見ているとわからないかも。次回はカサゴ、ウッカリカサゴ、アヤメカサゴを?

2011年8月4日木曜日

地曳網


今日は珠洲市の保育所における食育推進事業の一環で、鉢が崎海岸にて地曳網を行いました。いまも、ろくろで網を引いています。4・5歳児ですが疲れもみせず一生懸命網を引いていました。市内5ヶ所の保育所で園児が71名と職員の方、漁協の青壮年部(インドネシア漁業実習生も)を中心とした有志によるボランティアで行いました。本日の漁獲物は、マダイ、クロダイ、アジを中心に約300Kg、ビールのおかずとして、少し頂き、5ヶ所の保育所のお土産となりました。

2011年7月16日土曜日

シロカワ

久しぶりに、大きなシロカワカジキが獲れました。朝、職場に着くと計量が終わり、氷詰めにするところでした。これは写真にぜひとも納めておかないと、角は安全のため切り離されております。体長3m、体重126Kg、大型定置で獲れました。切り落とし立つのですが、これだけ大きなものになると、漁師はスパイキを作って重宝します。

2011年7月8日金曜日

アカニシ


石川県ではアカニシというと、コナガニシの事を言います。特に七尾の方で重宝され、昭和天皇が和倉温泉で宿泊された時に、コナガニシを称賛された事から特に有名です。一個家に持ち帰り、刺身にしましたが、サザエよりもおいしく頂きました。此方でなかなか取れない事もあり、まだ皆さんが知らない食材です。

2011年7月7日木曜日

カレイ類刺網の解禁

今年も珠洲市高屋地区で、固定式刺網漁業がスタートしました。今年申し合わせにより、7月6日が初水揚となりました。潮流が早く解禁日としては、ムシガレイが多く、又小型の者が主体となりました。これは船から網をあげ、カレイを外している風景です。1隻辺り5~6名の人をパートに雇い、この作業がしばらく続きます。
小型底引き網が、2ヶ月の休漁期間となり、市場では刺網物が中心となります。今朝は小型いか釣のスルメが2000ヶ、定置網のアジが600ヶ、刺網物のカワハギ、サザエ、カサゴ、クロウシノシタ等が入札にかけられ、小口の者はセリに掛けられています。

2011年6月30日木曜日

今年もアカムツが

6月最後になって、アカムツが獲れました。
今年もまだかまだかと、引き合いがありましたが、これから期待が持てそうです。
刺網物で、鮮度がもう少しと思いますが、煙草を添えて取りましたので、大きさがわかるかと思います。6匹で7.8Kg









5.2Kgのマハタ、定置ものです。
今日で底引網は、2ヶ月の休漁期に入りますが
今年6月は、赤ガレイ、ソウハチ、ホッケの値段が最高、漁師の皆さんも大喜びですが、小型のスルメイカ漁が振るわず、皆さんはもう北上しています。7月に入り、また珠洲の魚を紹介します。この後珠洲市内の小中学校で、珠洲の魚(スルメイカ)を使った給食があり、私は西部小学校で、スルメイカの出前講座を行います。

2011年6月23日木曜日

「能登里山マイスター」養成プログラム夏期セミナー

「能登里山マイスター」養成プログラム夏期セミナーでお話をさせていただくことになりました。
詳細は能登里山マイスター養成プログラムをご覧ください。


● 場所
石川県健康の森 総合交流センター(輪島市三井町中長谷12)
● 時間
いずれも18時20分~19時50分
● ラインナップ
第1回 (通年第6回):7月1日(金)
 前野 美弥次氏(石川県漁協すず支所統括参事・おさかなマイスター)
 「地域に開かれた漁港をめざして―『おさかなマイスター』の挑戦―」
第2回 (通年第7回):7月15日(金)18時20分~19時50分
 秋道 智彌氏(総合地球環境学研究所・教授)
 「能登半島の里海の未来可能性(仮)」
第3回 (通年第8回):7月29日(金)18時20分~19時50分
 鎌田 磨人氏(徳島大学工学部・教授)
 「協働による森づくり(仮)」

2011年6月22日水曜日

初めて見る魚

どなたか名前を教えてください。6月20日底引網で、捕獲されました。





2011年6月21日火曜日

今年も可愛い訪問者

珠洲市内の保育所の年長者が、漁協見学に訪れました。
初めはおっかなびっくりの子供達も、誰か一人が勇気を出して
魚を触ると、僕も、私もと魚がかわいそうなくらいです。
今日の活魚は、タイとウマズラハギ、その後貯蔵庫の中に全員で
入って、魚の気持ちを味わってもらう。
セリ場に並んだ魚を一通り見て、今度は活タコを、セリが止まって
しまうほど、子供たちはにぎやかになります。
最後にウミタナゴの赤ちゃんを、一人づつが手にとって
数を数えて、大事そうに持って帰りました。